カービング大学に入学しました

 

カービング大学in東京に入学しました。日程フル参加です。

参加目的は、来シーズンに向けてのパフォーマンスアップと、夏場のモチベーションの維持です。

夏場は雪上から離れてしまうのでどうしてもモチベーションが低下してオフトレがおろそかになってしまいます。

講義日程が決まっていて、それまでに少しでも体つくりをしなければ、と考えるので講義以外の日にも波及効果が図れます。

 

 

またいろんな人たちとお友達になれて、いろんな人たちの話や考えを聞けることが有益です。

私はアルペンレーサーなので、ハイシーズンでのゲレンデでの人間関係はアスリートがメインです(選手やコーチ)。

しかしスノーボードはレースだけでなく、いろんなスノーボードがあると思っています。それを感じる時期は今が一番適していると思います。

去年受講した感想としては、本格的なアルペンレーサーの受講者よりも、上手くなりたいといった要望の人が多かったということ。この客層の統計は今後の私のブログ記事に反映できればと思います。

選手が速くなるためのテーマの記事も面白いと思いますが、競技をスパイスにスノーボードが上手くなる記事も喜ばれるのではと思います。

 

スノーボードの夏場のイベントは近年いろいろ増えてきてますが大歓迎です。私も草の根活動的に何かできないかと考えてしまいます。

例えばヴァーチャルリアリティーを絡めて、VR体験ツアーで学ぶスノーボード、とか。

スノーボードとレーシングカーの理論がかなり似ているので、ドライブシミュレーター体験ツアーなども良さそうです。
例)レーシングシミュレーターショップ D.D.R

 

今回の講義場所は東京都練馬区の遊園地、としまえん内フライングパイレーツ下建物2Fそれいゆホール。
“としまえんのフライングパイレーツ下”というかなりのエクストリームな環境。絶叫を聞きながらのトレーニングです。

講義場所の、東京スキー&スノーボードジム

 

としまえんは遊園地であるため、毎回入場券1000円を支払って参加することになります。去年参加した時は入場券売り場で並んで購入しましたが、他のお客さんが明らかにレジャー目的(当たり前ですが)、場違い感を感じました。

今回は全カリキュラムに申し込みましたので、今年のオフシーズンは9回としまえんに入園することになりました。

 

今回は、レッスン、大会、イベントなどの申し込みが手軽で便利なデジエントリーで申し込みました。

 

<講義、レッスン内容、抜粋>

1)カービング大学in東京

・Simple is fast「速く-深く-美しく」、本質を捉えよう
・これまでの1日完結型から全5回のシリーズ企画へ
・どの回から参加しても実践体験型により身体で感じられる変化
・欲しいイメージ・感覚・動き、すべてをつくり繋げる時間へ

対象:カービングが好きな方・うまくなりたい方すべて
内容:カービングターンの本質を身体と頭で理解し習得を目指します

 

2)オフトレワークショップ

※注意:「カービング大学」滑らなくても上手くなるオフトレセミナーとは別企画となります。

滑らなくても上手くなるシリーズの、一緒にオフトレをする機会をつくり迎えるシーズンに向けて一緒に楽しく身体を動かしていきましょう!という本企画。どの回でも、はじめてでも、どなたでも参加可能です。

カービング大学の内容よりも、オフトレに特化し、内容がしっかりとリンクしています。
怪我のリスクを低減し、パフォーマンス向上に向けた時間としていきます。

【要約】
・サークル感覚で集まり動きづくり&感覚づくりに特化
・はじめてでもどの回でも気軽に参加できる空間・時間・仲間づくりに
・Before& Afterの見方・観点がわかる

対象:スタートがうまくなりたい方すべて(アルペンレース&スノーボードクロス)
内容:スタートに必要な運動要素をすべて習得していただきます

 

3)スタートクリニック

【概要】
・スタートでの技術だけに特化した実践型講習
・引くだけではないスタート動作、その全体図を分かりやすく分解
・実際に計測し、動画撮影し、頭と身体で理解しながら変化を体感

 

<講師:白川尊則>

【(1)選手】
① 5シーズン振りのプロツアー復帰で日本ランク2位
① 元ワールドカップ日本代表
② ソチオリンピック強化指定選手(2013ソチプレオリンピック参戦)
③ 社会人でSAJスノーボードアルペンPGS全日本チャンピオン
④ インカレでアルペン&クロス2冠4連覇
⑤ ユニバーシアード冬季競技大会2009・2011 日本代表選手

【(2)大学講師】
① 体育学修士(スポーツバイオメカニクス)
② 星城大学経営学部 非常勤講師(2014-2017)
③ 名古屋リゾート&スポーツ専門学校講師(2014-2016)
④ 愛知東邦大学人間科学部健康科学科 非常勤講師(2015)

【(3)プロトレーナー / 運動指導者】
① 全米ストレングス&コンディショニング協会
・認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト
・パーソナルトレーナー
② 健康運動指導士
③ R-bodyアカデミー修了生
④ ピークピラティスベーシックマットインストラクター
⑤ Viprインストラクター
⑥ 日本幼児体育指導員(中級)

【(4)プロコーチ 】
① 日本体育協会公認スノーボードコーチ
② 2015・2017冬季ユニバーシアード日本代表コーチ
③ SAJ公認スノーボードB級コーチ

【(5)デモンストレーター / インストラクター】
① 第7期 SAJ公認スノーボードデモンストレーター
② SAJ公認スノーボード指導員

肩書きがとても多いですが、初見は笑顔の眩しいマッチョなお兄さんです。

 

とても個人的な見解ですが、今スノーボード界でもっとも上手いと呼ばれている人は相澤盛夫氏(現役プロ、元デモンストレーター、白馬さのさかスノーボードスクール代表)だと言われていますが。次世代の日本一は白川尊則(タカさん)ではないかと期待しています。

ただ相澤さんはハーフパイプも入れるので、タカさんには是非パイプに入って高難易度のフリップを決めて欲しいものです。

海外に目を向けるとアルペン種目のオリンピック金メダリストで、スノーボードクロスのW杯総合チャンピオンのジェシー・ジェイ・アンダーソン氏もハーフパイプが上手いと聞いています。

 

私の参加スケジュール(内容は抜粋)、ボリュームたっぷりです。

1)7月 8日(土)

10:30-12:30
<オフトレワークショップ>
第1回「滑走動作のクセや姿勢を一緒にチェック、正しいフォームを覚えよう!!」

13:00-17:30
<カービング大学in東京>
第1回「ターン運動しくみ + 支持基底面に対しての重心位置による板への働きの変化を体感&習得」
1. 13:00- 「本質を抑える」カービングターン動作の3次元動作の理解
2. 14:00- 「バランスから考える」重心運動とターン動作の関係性の理解と体感
3. 15:00- 「自分の身体を知る」重心移動の上下・前後・左右・回旋の動作の評価
4. 16:00- 「実践してみる」身体と滑走動作の課題を理解&修正方法の実践

 

2)7月 22日(土)

10:30-12:30
<オフトレワークショップ>
第2回「雪面からの反力を逃さないため、体幹の可動性と安定性を高めよう!!」

13:00-17:00
<スタートクリニック>
第1回「引き方を覚えよう、腕で引くだけではNG!!」
1. 13:00- ビフォー:タイム計測
2. 14:00- スタートをする上でどのように出力をつくるかを抑え実践
3. 15:00- 腕だけでなく背中も使って引く感覚づくり
4. 16:00- アフター:タイム計測

 

3)8月 5日(土)
10:30-12:30
<オフトレワークショップ>
第3回「板の上での骨盤&上体のアンチ回旋のために必要な、体幹の安定性を高めよう!!」

13:00-17:00
<スタートクリニック>
第2回「引くだけじゃない、押し方を覚えよう!!」
1. 13:00- ビフォー:タイム計測
2. 14:00- 背中で引くだけでなく、引いた後の押す動きが重要その実践
3. 15:00- 引くから押すへの動きの身体動作の連動の仕方を習得
4. 16:00- アフター:タイム計測

 

4)8月 12日(土)

13:00-17:30
<カービング大学in東京>
第2回「セッティング&道具別ターンの作り方 + 板に対しての重心運動方法の違いの体感&習得」
1. 13:00- 「セッティングの違いを感じる」位置関係で全てのもらえる力と運動が変わる
2. 14:00- 「反力をもらう」エッジを立てる運動の仕組みを理解&体感
3. 15:00- 「重さを乗せる」叩かれたり抜けない重心の位置がどこか理解&体感
4. 16:00- 「垂直荷重」重心の上下動によって何が起こるか

 

5)8月 19日(土)

10:30-12:30
<オフトレワークショップ>
第4回「板の上での重心の上下動のために必要な、骨盤・股関節の動きを覚えよう!!」

13:00-17:00
<スタートクリニック>
第3回「引く前に、押す前に、地面の蹴り方を覚えよう!!」
1. 13:00- ビフォー:タイム計測
2. 14:00- 引いて押すだけでなく、その前に地面を押し反力をもらい出力をさらに向上へ
3. 15:00- 脚での地面を押す力を体幹につなげ、背中で引き最後に押す運動への連動の仕方を習得
4. 16:00- アフター:タイム計測

 

6)9月 9日(土)

13:00-17:30
<カービング大学in東京>
第3回「サイズ別ターンの作り方 + 板に対しての重心移動方法の体感&習得」
1. 13:00- 「ショートターン」弧が小さく速いテンポのターン運動
2. 14:00- 「ミドル&ロングターン」タメとヌケを利用できるターン運動
3. 15:00- 「フリーライディング」自由に行きたい方向&量へのターン運動
4. 16:00- 「レースターン」フルカービングと方向づけの選択の仕方と実際の運動

 

7)9月 16日(土)
10:30-12:30
<オフトレワークショップ>
第5回「板の上での重心の前後動のために必要な、骨盤・股関節の動きを覚えよう!!」

13:00-17:00
<スタートクリニック>
第4回「体幹の前傾角を覚え、斜面に合わせた飛び出しを覚えよう!!」
1. 13:00- ビフォー:タイム計測
2. 14:00- 飛び出した時の角度の調整方法のための体幹の前傾角の作り方を覚えより速く
3. 15:00- 全ての動作を連動させ最大出力での飛び出しを
4. 16:00- アフター:タイム計測

 

8)10月 14日(土)

13:00-17:30
<カービング大学in東京>
第4回「板の走らせ方のしくみ + 板に対しての重心移動方法の体感&習得」
1. 13:00- 「走らせ方part1」だまって板の真ん中にいるだけではNG
2. 14:00- 「走らせ方part2」板の上で上下に垂直荷重する動きだけでもNG
3. 15:00- 「走らせ方part3」板の上で前後に動き板を送り出す動きだけでもNG
4. 16:00- 「走らせ方part4」板からの反力をどのようにもらい上下前後の運動をつくりだすか

 

9)11月 11日(土)

13:00-17:30
<カービング大学in東京>
第5回「総集編:速く・深く・美しく」
1. 13:00- 「体験」連続ターンシステムを活用したフォームチェックを全員体験
2. 14:00- 「仕組みの理解」角づけに対しての重心位置を360度アングルから理解&体感
3. 15:00- 「効率性」連続ターンシステムを活用した効率のよい運動を理解&体感
4. 16:00- 「タイムアタック」みんなでパラレル滑走でタイムアタック

 

レッスンの経過は随時ブログでアップしていきたいと思います。ただレッスンで肝になる部分は伏せることになるでしょう(実際に当レッスンを受けに行きましょう)

 


   

   

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